2015年8月16日日曜日

停留精巣⑤〜退院〜

息子よ、よく頑張ったね。火曜日に入院し、金曜日に退院できました(3泊4日)。入院のときは入院手続きでだいぶん待って、時間がかかったけど、退院手続きのときは空いていて、すぐ順番が回ってきました。

退院後の診察スケジュールは一週間後、一ヶ月後、3ヶ月後です。それ以降も診察に行かなければいけないと思うけど、まだ3ヶ月後の診察を受けていないのでその先はわかりません。

いや〜無事退院できてホッとしました。ちなみにこの入院中、4ヶ月の下の子は一時的に保育園に入園させていました。これは保護者や家族がどうしても子どもを保育できない場合、一定期間認可保育園に子どもを入園させることができる区の支援制度を利用したのもです。私は付き添いでうちに帰れないので、主人が下の子の送り迎え、お風呂、授乳(粉ミルク)等全てやってくれました。ありがとう。

2015年8月15日土曜日

停留精巣④〜手術〜

息子は片側(左)の停留精巣の手術でした。手術は水曜日朝9時からで、以下は朝9時から手術が始まる場合のタイムスケジュールです。

手術前後は絶食しなければいけません。食べるのは前日夜9時まで、その後は当日朝6時まで水、お茶、スポーツ飲料の水分補給(牛乳やジュースはダメ)は可能です。朝6時以降は水分補給も禁止。

8時 病室で頭がボーッとなるような薬をお茶に混ぜて子供に飲ませる。これは落ち着いた状態で手術室に向かえるようにするためらしい。

8時半 移動用のベッドに乗り、手術室へ移動。手術室の前まで親も一緒に行く。手術室の前に着いたら、子供をスタッフさんたちに託し、親は入院している病室か家族休憩室で手術が終わるまで待機。

この後私は見ていませんが、息子は麻酔をかけられ、点滴の針をさし点滴につながれたはずです。

9時に手術が始まり、だいたい30分〜1時間かかる予定。今日は子供がご飯を食べられない=常に一緒にいる私も食べられないので、手術の間にお腹を満たしておこうと思っていました。
絶食している子供の前で自分だけご飯を食べるなんてできませんからね。いろいろ用事を済ませていたら、もう9時半。さて、ご飯を食べようと思っていたら・・・。

9時半 看護師さんが病室に親を呼びにきた。え?もう終わったの?再び手術室のある階に行き、説明室という部屋に通された。すぐに執刀医の先生が登場し、手術内容を報告してくれた。

執刀医の先生から説明を受けた後、麻酔が切れて意識が戻るまで待機する場所に通される。数分後、麻酔で寝ている息子がベッドで運ばれてきた。10分ぐらいかな?息子が目を覚ました。目を覚ました瞬間、点滴につながれた手を見て泣き叫ぶ。必死で点滴を取ろうとする。取れないようにグルグル巻きで固定されているが、それでも取ろうとされては困る。

手術後、病室に戻ってきた
10時15分頃 病室に戻る。まだ少し頭がボーッとするようで点滴を取ろうとしてはウトウトし、点滴と眠気の両方に対してぐずっているようだった。

ここから3時間はまだ水分補給禁止。3時間経てば水分補給OKで、おしっこが出たら点滴をはずしてもらえる。その後ゼリーやヨーグルト、プリンなどがOKになる(果肉など固形物が入っているものはダメ)。このゼリーやヨーグルトは病院側では用意してもらえず、持参しなきゃいけないので前もって買っておく必要あり。

13時20分頃 やっと水が飲めた。その後おしっこも出て、点滴をはずしてもらい、ゼリーも食べ、だいぶん落ち着いた様子。

通常の状態に戻ったら、ベッドの上でじっとはしてられない。夕方前には自分の足でプレイルームに行って、元気に遊んでいました。

手術後の痛みですが、痛くて泣いたり叫んだりすることはありませんでした。ただお相撲さんのように少し足を開いて歩いていたので、痛みは多少あったんだと思います。寝るときにもおちんちんのところに手をおいて「痛い」と小声で言っていました。先生いわく、年齢が高い程痛みに弱く、2歳であればまだ痛みを感じにくいようです。

ちなみに午前の手術だったら麻酔をかけた後、子供が寝てる間に点滴の針をさし、点滴をつなぎます。しかし午後の手術の場合は入院病棟の処置室で子どもが普通に起きているときに点滴の針をさし、点滴をつなぐようです。・・・目の前でそんなことされたら子供は絶対嫌がるよね。


2015年8月14日金曜日

停留精巣③〜入院と付き添い〜

手術の前日に入院し、順調にいけば手術の2日後に退院、3泊4日の入院です。入院の前日14:00-17:00に確認の電話が病院からかかってきて、その電話に出て入院が確定されます。入院当日は朝9:00-9:30に病院に来て、まず小児外科の外来でチェックを受けます。その後1階で入院手続きを済ませ、入院病棟に向かいます。

入院中どうやって時間をつぶそう、と親は心配なところ。おもちゃや絵本に関しては入院病棟にプレイルームがあり、電車や車、おままごと等がそろっているので、数日はそこのおもちゃで楽しめると思います。ただ手術前後、ベッドの上にいなきゃいけない時間もあるので、ベッドの上でじっとしていられるようなアイテムも必要です。うちはパズルと本とDVDプレイヤーを持参しました。

このとき息子は2歳4ヶ月、母親も一緒に寝泊まりできる母子室を第一希望にし、母子室に空きがなければ付き添えない部屋でもOKとしました。入院前日の確認の電話で母子室になったと聞きました。よって私も24時間病院にいる状態。付き添いで利用すればかかる費用は以下の通り(利用しなければかからない)。

シャワー料1回194円
食事料1食828円
ベッド料1泊756円
コインランドリーで洗濯可能(洗濯100円、乾燥機150円だったかな?お釣りが出ないので小銭の用意必要)

付き添いの人が利用できる食事関係の設備は電子レンジなし、熱湯あり、お茶なしです。私はできるだけ食事を持ち込もうと思い、レトルトのご飯やお惣菜を買っていきました。お惣菜は食べる前に常温でしばらく置いておけば普通に食べられましたが、問題はレトルトのご飯。電子レンジが使えないなんて想定外。熱湯は使えると言っても湯煎することはできない。一番いいのはお湯だけで食べられるカップヌードルや院内のコンビニでお弁当やサンドイッチを買うことだと思いました。コンビニが救世主です。とはいっても、コンビニも時間帯によってはかなり混んでいるので、最低限の食料と飲み物は事前に用意して持っていった方が無難です。

2015年8月12日水曜日

停留精巣②〜初診から入院まで〜

息子が紹介してもらった病院は御茶ノ水の順天堂医院です。ここから入院や手術のことを書きますが、2015年6月頃の順天堂医院の話です。子どもの入院や手術となるといろいろ気になると思うので、参考にしていただければ幸いです。

まず順天堂の小児外科は混んでいます。予約なしで行くと最低2時間、予約ありで行っても最低1時間は待つんじゃないでしょうか。そんなに待つなんて無理、と幼い子ども同伴で動く親は憂鬱な気分になります。でも順天堂の小児科・小児外科は壁一面にアンパンマンのイラストが描かれていたり、子ども向けのテレビ番組やアニメが流れていたり、小さいですがプレイマットの敷かれたスベースもあるので、待ちやすい環境ではあります。それでも1時間以上は非常に疲れますよね。

うちの場合、2015年5月1日(金)に初診で順天堂へ行きました。朝8時50分頃に病院に着いて、初診の手続きをし、診察を待ち、診察が終わったのは11時半頃。待ち疲れた〜。下の子も抱っこ紐でずっと抱っこしていたので、さらに疲れた〜。紹介状があったのでインターネットで初診事前受付というのを済ませていったんだけど、それでもこんなに待ちました。初診は絶対時間がかかるものと思っていいだろう。待ち対策必須です。でも、待ち時間はこの初診のときが最長で、それ以降の診察は1〜2時間(平日)でした。

病院の休みや予約の空き状況の関係で、次の診察は3週間後の5月22日。次の診察のときに手術日程を決めるとのこと。それまでに手術前検査(血液検査、心電図、レントゲン)を済ませておいてと言われ、翌週検査のために順天堂を訪れました(予約無し)。血液検査は「お母さんは待合室で待っていてください」と言われ、親は外で待機。子どもは処置室のカーテンの中で「ママ〜」と泣き叫びながら注射に耐えていました。心電図は子どもの体にヒップエレキバンのようなセンサーをつけるのですが、センサーには動物のシールが貼られてあり、子ども仕様になってました。とはいっても、センサーはモニターに線でつなげられていて、子どもはそっちが気になって動物の存在感薄いけど。ここは親もずっと一緒にいます。レントゲンは最初親も一緒にレントゲン室に入るけど、レントゲン撮影の時は部屋の外で待機。外で待っている時、「子どもも大変だな〜」と思いました。


5月22日の診察で、手術前検査で何も問題ないと報告を受け、手術日の相談。手術日は約5週間後の7月1日に決まりました。それまでは空きがないとのこと。入院は手術の前日からです。次病院に来るのは入院のときです。

2015年8月10日月曜日

停留精巣①〜停留精巣が発覚するまで〜

2015年4月、上の子(2歳2ヶ月)の停留精巣が発覚しました。胎児のとき睾丸は高い位置(お腹らへん)にあり、徐々に下に降りてきて陰嚢の中におさまるらしいのですが、陰嚢まで降りてこなく、途中で止まってしまった状態を停留精巣と言うようです。陰嚢まで降りてこないと体温で睾丸が温まってしまい、将来不妊になる可能性やガンになる可能性があるらしいです。

停留精巣が発覚するまでのおちんちん歴は以下の通りです。

1ヶ月 新生児訪問の助産師さん「ちゃんと睾丸降りてきてますね」
1歳検診 小児科の先生A「停留精巣の可能性があります。経過を観察してください」
1歳6ヶ月検診 保健所での集団検診の先生「睾丸は降りてきてますよ」

「降りてきてますよ」と言われたので、停留精巣ではないんだと安心していた。でも旦那が息子の陰嚢の小ささをずっと気にしていて、2歳を過ぎた頃に「やっぱり降りてきてないんじゃない?」と疑問を口にした。私も息子のタマを触って確認しようと思ったが、息子がタマを触られるのを嫌がってなかなか触れない。一瞬触れても睾丸が確認できない。でも息子が嫌がるのでじっくり睾丸を探すことはできない。自分ではわからないので、アレルギーで通っている小児科に行った際、ついでに睾丸も見てもらいました。

2歳2ヶ月 小児科の先生B「降りてないですね。小児外科への紹介状書きましょうか?」

えっ!?

翌週、紹介してもらった小児外科で診察してもらいました。

「降りてないですね。もう2歳を過ぎてますし、手術した方がいいです。」

えぇ!!??以前降りてきてるって医者に言われたんですけど!?

息子、停留精巣の手術決定。

今回の教訓。医者が言うことを鵜呑みにしてはいけない。医者が正しい判断をしているとしても、診察のときは子供も緊張しているし、体調や状態は変わるので、親が注意深く子供の様子を観察していなければいけない。とは思うものの、私は1歳6ヶ月検診のときの先生の「降りてきている」という診断を信じきって、停留精巣ではないと安心していました。その後旦那が疑問を投げかけてくれたので停留精巣が判明しましたが、私だけでは病院に行く機会があっても停留精巣のことは質問しなかったでしょう。旦那が気付いてくれて良かったです。