2016年12月6日火曜日

結核隔離入院⑥~母親が入院中幼い子どもたち~

入院した時、うちの家族構成は夫、長男(3歳6ヶ月)、次男(1歳6ヶ月)、私の4人家族。東京在住。長男は幼稚園の年少さんで、次男は保育園に通っていた。私の実家は兵庫で、母は他界しており父のみ。義理の実家は埼玉で、お母さんとお兄さん(主人の兄弟)の二人暮らし。

突然の母不在、しかも数ヶ月という長期間にわたる不在、どうしたものか。まず真っ先に頼るのは実家だろう。最初の2ヶ月は埼玉の義理の実家に子どもたちを預け、夫は週末だけ実家に帰る生活を送っていた。ただ元気な男の子二人のお世話はおばあちゃんだけでは体力が持たない。2ヶ月が限界だった。いや、限界を超えていた。これ以上はおばあちゃんに無理をさせられないと判断し、子どもたちを東京のうちに連れて帰ってきた。父と子どもたちだけでの生活スタート。子どもたちはもともと幼稚園・保育園に通っていたので、日中は園で過ごし、お迎えから父の帰宅まではベビーシッターさんにお願いした。ベビーシッターさんは子どもたちのお迎え、晩ご飯、お風呂、歯磨き、翌日の登園の準備までやってくれたので、大変助かった。お金はかかるけど、これなら何とかやっていけるかな。と思った矢先、長男が発熱。事前に発熱することが分かっていれば、いろいろ手配しておいたんだが、そんなの事前にわかりっこない。母不在の東京での生活を心配し、兵庫から私の父が育ジイとして参戦してくれることになった。身内がいてくれると、発熱などの非常事態に備えられるし、家事もいくらかやってもらえるので心強い。ただ夫と私の父が1DKの部屋で一緒に生活するのは気疲れするので、父にはウィークリーマンションに泊まってもらうことにした。

以下、母不在をカバーするために利用したもの。

・ベビーシッター(お迎えから夫の帰宅まで。晩ご飯、お風呂、歯磨き、翌日の園の準備)
・ファミリーサポート(朝夫が送迎できない日の送迎)
・ネットスーパー(惣菜、レトルト食品、野菜、果物などを自宅に宅配)
・宅配弁当(次男の保育園はお弁当だったから、保育園に直接届くようにした)
・ウイークリーマンション(父の宿泊用)

次にあげるのは、埼玉の実家に子供達を預けていた時、埼玉での利用を考えたもの。

・保育園の一時保育
(親の通院や用事で子どもを預ける単発の「一時預かり」ではなく、親の入院など緊急時に一定の期間預ける「一時保育」)
・ファミリーサポート
・乳児院

子どもの住民票は東京でも、義理の母の住民票がその自治体にあれば保育園の一時保育やファミリーサポートは利用できるということだった。しかし、結局利用しなかった。利用しなかったというか、利用できなかったものが多い。保育園の一時保育は長男のアレルギーが理由で断られた。次男だけなら保育園に預けることができたが、二人同時に預けることを望んでいた。ファミリーサポートは義理の母が気が進まないようだった。数時間だけでも預かってもらったら楽なのだが、預ける準備や送迎が大変そうだと思ったようで、義理の母は登録に行かなかった。乳児院は空きがなかった。


埼玉の実家で子どもたちの預け先は見つからなかった。少しでも義理の母の負担を減らしたいと思い、子供用の食品やおやつをネットで注文して届くようにした。長男が小麦・卵・乳・ナッツのアレルギーで食事に気を使うので、助かったと言ってくれた。たまに夫が週末子ども達を東京に連れて帰り(一泊二日)、義理の母の休息時間を作った。

入院している母(私)は何もできなくて、ごめんね。

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