2015年1月3日土曜日

切迫早産体験記②〜自分を励ます〜

今私がしなきゃいけないことは絶対安静。赤ちゃんを守るために私が唯一できること。でもふと思ってしまう。毎日何もせず過ごしているけど、今の時間って意味あるのかな。ただただ時間が過ぎるのを待つって無意味な気がしてしまう。お腹の赤ちゃんにとっては「お腹の中にいること」がとても大事なことなのに。

今早産で生まれたら赤ちゃんはNICU(新生児集中治療室)に入らなきゃいけなくなる。入院中の総合病院にNICUはないので、赤ちゃんはうちから遠く離れた病院に入院になり、私は毎日母乳をもって通わなきゃいけなくなる。早産の後遺症が残るかもしれない。今まだ生まれては駄目。頭ではわかっているのに、ふとした瞬間、絶対安静が嫌になる。

そんなとき、ある動物を思い出した。

皇帝ペンギン

極寒の南極大陸でじっと卵を温める皇帝ペンギン。メスは卵を産んだ後、餌を求めて海へ向かう。メス不在の間、オスは何も食べず、ただひたすら卵を温め続ける。そう、ただただ卵を温めるのだ。

卵を温めているオス、切迫早産の妊婦と同じ状況じゃないか!!ピンと来ない人もいるかもしれないが、私にはこの考えがしっくりきた。

私は今、卵を温めている皇帝ペンギンなのだ。そう、私は皇帝ペンギン!子供の誕生を楽しみにして、じっと耐えよう。こんな励まし、変かな?

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